LET'S ENJOY Wine near Gold Coast
オーストラリア・ワインの歴史は18世紀後半にヨーロッパや南アフリカからブドウの本が持ち込まれてから始まりました。19世紀前半に国産のワインの醸造を開始し、現在ではワイン輸出量が世界第4位というワイン大国になっています。オーストラリアのワインは熟成期間が短く、醸造したてのフレッシュなものが多いのが特徴。フルーティな飲み心地です。
2年に1度、代表的なワイン産地ではテイスティング・オーストラリアが行なわれ、さまざまなワインが気軽に楽しめるようになっています。
要チェック!
オーストラリアは温暖な気候で、夏の日照時間が長くブドウの収穫時期まで雨が少ないことからブドウの糖度が高くなるといわれています。各地にワイナリーがありますが、オーストラリアで造られているのは、赤ワイン、自ワイン、スパークリング・ワイン、酒精強化ワイン、デザートワインの5種類。
オーストラリアで造られている赤ワインの代表格はシラーズといい、世界で最も古いブドウの品種のひとつです。シラーズとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドもオーストラリアならではといえるでしょう。白ワインはシャルドネやリースリングなどが有名。スパークリングはさまざまな種類があるのですが、日本ではあまり見られないスパークリング・レッドがおすすめかもしれません。酒精強化ワインは通常よりも長く木に残したブドウを使用し、少量のブランデーでアルコール度数を高め、長期間熟成させたもの。甘く濃縮された味わいのデザートワインもぜひ試したい逸品ですよ。
ワインの名産地オーストラリアのなかで、最近新しい生産地として注目を集めているのがゴールドコースト周辺です。特にタンポリンマウンテンを中心としたヒンターランドには、オープンセラーのワイナリーが数多く点在しています。実際にはこのエリアで収穫されるプドウ以外に、ゴールドコーストから内陸へ2時間30分ほど入った標高1000mほどの高原地帯グラナイトベルトで収穫されるプドウもワイン作りに使用していることが多いです。以下のパートでは、ゴールドコースト地区で高品質のワインを提供しているワイナリーを紹介しようと思います。
美しい庭園と美味なレストランをもつブティックワイナリー。
ヒンターランドでは老舗に入るワイナリーで、訪れる観光客も多いワイナリーです。ヴェルデロ、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、シラーズにいいものが多いと言われています。また庭園の一角に人工の洞窟があり洞窟内でツチボタルを飼っており見学もできるようになっています。
オージー・ヴァインヤードは、グラナイトベルトやタンポリンマウンテン、さらに南オーストラリア州にもブドウ畑とワイナリーをもつ巨大ワイナリー。
ドライリースリング、ピノノワール、カベルネメルローの人気が高いです。なお土・日曜の12:30~15:30にはピクニックエリアで地元のミュージシャンによる生演奏もあり、ワインを飲みながら耳を傾けることができるようになっています。
ラミントン国立公園グリーンマウンテンズ地区にある人気の宿泊施設オライリーズ・レインフォレスト・リトリートとヴィラ&ロストワールドスパ。その系列ワイナリーがここで、カヌングラからグリーンマウンテンズヘ向かう途中にある。
ワイナリー裏手の小川にはカモノハシが生息しており、それをモチーフとしたラベルのワインがとても人気。ヴァルデロ、セミヨン、リザーブシラーズが人気です。
ゴールドコースト近郊最大規模のワイナリーで、ゴールドコーストとプリスベンの間マウントコットンに巨大なプドウ畑を持っているワイナリーです。
ここで収穫されるブドウとグラナイトベルトの畑で収穫されるプドウをブレンドして、世界的にも評価の高いワインを数多く作っています。また併設のレストラン、ルアリーンズは雰囲気がすばらしく、わざわざここでランチを食べるためだけにブリスベンやゴールドコーストからグルメが集まるほどの名店です。