LET'S ENJOY Springbrook National Park in GOLD COAST
ゴールドコースト内陸部ヒンターランドの南部、ニュー・サウス・ウェールズ州との州境にあるのがスプリングブルック国立公園です。
ラミントン国立公園と並んで知られ、標高900mにあるため夏でも涼しく、冷温帯雨林に生育する植物が多く観察できます。
その地に立つと、かつて火山があったことを示す南半球最大のカルデラが目の前に広がります。ここにはゴンドワナ時代の森を思わせる、樹齢2000年の南極ブナも生育。苔むした巨木が生える様子は神秘的です。また根のこぶが多いほど樹齢が長い木といえるようです。
他にも亜熱帯雨林、亜熱帯ユーカリ林が造る美しい森、断崖絶壁を流れ落ちる勇壮な滝、そしてクリムゾンロゼーラやキングパロットをはじめとする美しい野鳥やパディメロン、ポッサムなどの有袋類が棲む、大自然が広がっています。
高原らしい雰囲気の愛らしい宿泊施設やレストラン&カフェも多く、自然を満喫しにやって来る地元オージーたちも多く、各展望台からはコーストラインを望むことができ、ウォーキングも楽しめます。
なお一帯は、スプリングブルック、マウントクーガル、ナチュラルプリッジの3つのエリアに分かれています。それぞれのエリアを結ぶ道路はなく、 現実的には別々に訪れることになります。
亜熱帯雨林地域にあるナチュラル・ブリッジには滝が流れ込む洞窟があり、夜になると土ボタルが観賞でき人気の観光地となっています。
要チェック!
世界遺産スプリングブルック国立公園内、世界最大のカルデラの突端からの眺めは、ベストオブオール・ルックアウトと呼ばれ、マウント・ワーニングを中心とした壮大な景色を一望できます。自然を満喫しに地元のオージーたちにも人気のスポット。
スプリングブルック国立公園の中にある、土ボタルの生息地として有名な地区。
ナチュラルプリッジ公園の駐車場から歩いて10分ほど、遊歩道を下り切った場所に滝があり、その滝の裏にある洞窟が土ボタルの生息場所になっています。日が暮れると洞窟内の天丼が無数の 青白い光 で埋め尽くされるので、ナイトハイキングのツアーなどに参加して 幻想的なツチボタルをぜひ見てください。 暗くなってからのハイキングになるので、懐中電灯を忘れずに。
なおツチボタルは ニュージーランドやオーストラリアの、極めて限られた場所にしか生息していないです。かつて初めてツチボタルを見たバーナード・ショーが、「世界8大不思議」のひとつに数えたほどの生物ですので、ぜひチェックしてもらいたい。
約106メートルの落差をもつ雄大な滝。スプリングブルック国立公園のなかでも一番最初に国立公園に指定された場所のひとつで、滝を違った角度から眺める新鮮な空気が気持ちいいスポットです 。
ピクニックエリアから温帯雨林の森を歩き、豪快な滝を展望台から眺めることができますよ。そこから滝へと流れ込む小川を越え、滝を上から見下ろすスポットを折り返して200mほどの簡単なトレイルが楽しめます。
国立公園内での楽しみは、カルデラ地形の突端に造られた展望地から景色を眺めたり、その周囲に造られたウォーキングトレイルを歩いたりすることです。
その中で最も人気のある展望地はベスト・オブ・オール展望台。スプリングブルック国立公園最南部にある展望地で、マウント・ウォーニングを中心とした壮大なカルデラ地形を一望にできます。
また駐車場から展望地までのウォーキングトラック沿いの冷温帯雨林も見ごたえ充分。特にかつて南極と地続きであったことを示すナンキョクブナはお見逃しなきように。
マイナスイオンたっぶりの森を散策して、癒し効果を狙いましょう。
オーストラリア人にとっては、11~3月が本格的な旅行シーズンと言われています。特に12月中旬~1月中旬にかけては、オーストラリア中がクリスマス休暇に入るため、人気観光地のゴールドコースト&グレートパリアリーフ地域は、オーストラリア人観光客でいっぱいになります。この時期はホテルの予約が取りにくくなりますので、早めの予約を心がけたいところでしょう。そのほか、3~4月のイースターホリデー期間やスクールホリデー期間も、オーストラリア各地で家族連れの旅行者が多くなるので、理解しておきましょう。
スプリングブルック国立公園へは公共交通機関がないため、レンタカーの利用かツアーで向かうことになりますが諸々考えるとツアーの利用が便利です。 ゴールドコーストからは数社がツアーを催行していますので下記にまとめています。。