子連れ海外旅行で押さえておくべき機内での過ごし方とマナー

子連れ海外旅行で押さえておくべき機内での過ごし方とマナー

機内での過ごし方で子連れ海外旅行の50%は決まる!

子連れ海外旅行好きママは、よく『機内での過ごし方で海外旅行の50%は決まる!』と言います。独身時代の旅行や新婚旅行時とは違って、機内は神経を使う時ですが、到着後の楽園を夢見て、ひたすらママ(パパ)として頑張ってほしい場面です。ストレスフリーな機内時間のために飛行機に乗っている間、子供が騒がないか、じっとしていられるか、心配がつきないことでしょう。このページでは快適な空の旅になるよう、ヒントとアドバイスを紹介!これで機内時間は安心です♪

搭乗から降機まで子連れ旅行のフライト中の流れをおさらい!

まずは搭乗から降機までを、順を追ってシミュレ―ションしてみてイメージをつけましょう。疑問や不安は出発前に解決し、困ったときは、遠慮なく客室乗務員に相談を。

Start

01搭乗

トイレやおむつ交換を済ませ、搭乗時刻の10分前には搭乗ゲートヘ。案内があったら搭乗券とパスポートを係員に提示して搭乗開始。子供の分も事前に用意しておこう。子連れ客を優先的に搭乗させてくれる航空会社も。最後に乗ってもOK
01

02着席

指定の席が見つかったらまずは子供と着席し、後から搭乗してくる乗客に通路を空けて。その間にお菓子など必要なものを取り出し、人の流れが落ち着いたら荷物を荷物棚か座席の下に収納する。
02

03シートベルトを着用

案内があったら子供も必ずシートベルトを締める。2歳未満で座席を取っていない子供は、親がシートベルトをしたうえで抱つこする。シート着用サインが消えても突然の揺れに備え、フライト中は常に締めておこう。
03

04離陸

気圧の変化で耳が痛くなるため、離陸時に泣く子供が多い。自然に耳抜きができるよう、痛くなる前にアメやソフトキャンディを与えてみて。赤ちゃんは授乳がいちばんなので、授乳服を着ておくと安心。窓からの景色を見せて気分転換させるのも〇
04

05機内食

航空会社によるが、基本的にベピーミールやチャイルドミールは先に持ってきてくれるので、先に子供の食事を済ませておける。食欲がなくて食べなくても、あとでおなかがすいたときのために、添えられたおやつ類は取っておくとよい。
05

06おむつ替え・トイレ

食事のあとのトイレは混み合うので、子供の食事が終わったら早めに連れていくとよい。機内のトイレは狭く、怖がる子供もいる。ひとりでトイレに行ける子も、ドアの開け方や鍵のかけ方が独特なので、最初は同行しよう。
06

07授乳・ミルク

母乳を与える場合、周囲に胸を見せずに済む授乳服や授乳ケープを着用しよう。ミルクの場合、粉ミルクを入れた哺乳瓶を客室乗務員に渡せば作ってもらえる。さっと授乳できる授乳服を着ていると便利
07

08遊び

機内エンターテインメントのキッズプログラムを活用しよう。DVDプレイヤーでお気に入りのアニメを見せたり、タブレットでゲームをさせるのも効果的だ。お気に入りの絵本やおもちゃも忘れずに
08

09睡眠

子供が寝てくれたらひと安心。お気に入りのぬいぐるみやタオルケットがあれば、安心して眠れる。おむつが外れて間もない子やおねしょをする子は、忘れずにおむつをはかせよう。寝ている間もシートベルトを着用。赤ちゃんはパシネットで寝かせると楽
09

10降機

目的地に近づいたら、トイレを済ませておきたい。目安として着陸予定時間の30分前にはベルト着用サインが点灯するので、その前に。到着したら慌てずに、人の流れが落ち着いてから降機しよう。
10
End

おもちゃ作戦

小さな子どもには『新しいお気に入りのおもちや作戦』が有効

機内でも、たいていおもちゃが配られますが、お子さん自身に興味がないものでは、最初は大喜びするものの、すぐに飽きてしまいます。自分のお子さんが何に興味を持っているかは、ママ・パパこ自身が一番知っていると思います。飛行時間にもよりますが、2~3個、お子さんの好きなおもちゃを事前に購入して、機内持ち込み手荷物の中に入れておくと良いでしよう。機内に入るまでは、決して見せないことがポイントです。お子さんがちょっと退屈してきた時に、1個ずつ出して与えてあげてください。尚、おもちゃは、音が出ないことが基本です。以前、飛行機に乗ったときに、3歳前後の男の子が退屈になり、前席の椅子を蹴っていました。その時、その子のお母さんが「『飛行機の中は、じっとしていなさい。』と言ったでしょ!なんで守れないの!」と声を荒げて、叱っていましたが、大人でも機内の椅子の上で、じっと何もせず座っているのはつらいものです。子どもが退屈になってきて、椅子を蹴るような行動を起こす前や、大声で泣いたり騒いだりする前に『親として何ができるのか』を常に考え、他人に極力迷惑をかけないように、先手先手を打っていきましょう。万が一、子どもが前席を蹴ったり、大声を出した場合は、本人に注意することも大切ですが、まずは、前席の人や周囲の人に親が頭を下げて謝ることが大切です。

飲み物と機内食

自前の飲み物を用意しよう

飲み物は、機内でも用意されていますが、安定飛行時にしかサービスされません。しかも客室乗務員は、離陸して安定飛行になってから、飲み物や機内食を全部のお客さんに出すまでは、非常に忙しいので、その時間帯に、飲み物のサービスを必要以上に要求することは避けたいものです。赤ちゃんがいる場合、哺乳瓶にミルクなどを入れて持参しましょう。子連れの場合、液対物持込制限があるので、出国審査が終わってから、搭乗するまでの間に飲み物を購入しておくと良いでしょう。(D機内での気圧の変化から耳を守る子どもが小さけねば小さしヽ呈、離陸時と着陸時(もちろん安定飛行中ではないので、飲み物はサービスされない)気圧の変化により耳が痛くなることがあります。その時に、子どもに水分を与えることで、耳の痛みは、多少緩和します。耳を痛がった時は、すぐに水分を与えて下さい。特に自分の意志を伝えられない赤ちゃんには、積相函的に与えてください。ただし与える際に、注意すべき点が。気圧の変化により、飲み物がスト□一や哺乳瓶の乳首を伝わって、飛び出す恐れがあるので、ストロー付の水筒や哺乳瓶の場合は、タオルを手に持ち、お子さんの口元まで持っていって、与えましょう。

熱い飲み物は、飛び出した場合、危険です。常温か冷たい飲み物を飲ませると良いでしょう。また、水筒や哺乳瓶に飲み物を全部入れるのではなく、半分か2/3くらいに止めておくのもポイントです。

喉の粘膜を潤し、風邪の感染を防ぐ

機内は、密室で乾燥しています。そこに風邪をひいている乗客さんがいた場合、地上にいる時よりも感染する率は非常に高くなっていますから、マメに水分を与えることは大切なことです。しかし、あまり子どもにガブガブ飲ませても、トイレが近くなりますので、少量を少しずつ与えることがポイント。水筒や哺乳瓶の中身がなくなったら、客室乗務員に言って、お茶や白湯をもらい、いつでも飲ませられる状態にしておきましょう。

離乳食、幼児食に小児食、アレルギー対応食も注文可能な機内食

飛行機に乗って一番の楽しみは機内食という人は多いです。狭い機内で過ごす退屈な時間の中で、食事や飲み物が配られる時間は、ちょっとした息抜きです。それは子供にとっても同じこと。どんなメニューが出るのかもワクワクしています。 機内食では、子供の年齢に応じて、特別なメニューを注文することが可能です。 乳児食(ベビーフード)、幼児食(ベビーミール)、小児食(チャイルドミール)と、成長段階に応じてメニューが分かれています。

乳児食(ベビーフード

空港の本屋さんでシールブックを買って、機内に持参する。普通の本より飽きない。(シールが何度も使えるようなタイプがおすすめ)

幼児食(ベビーミール)

幼児食(ベビーミール)は9ヶ月〜2歳くらい。バナナ、ゼリー、ヨーグルトなど、柔らかい食べ物が中心になります。

小児食(チャイルドミール)

小児食(チャイルドミール)は2歳以上、12歳未満まで。ハンバーグ、スパゲッティなど、子供に人気のメニューで構成されます。

この分類は一般的なものですので、航空会社や路線によって異なりますので詳しくは各社ホームページで。

アレルギーのある子供(大人も)の場合、アレルギー対応の機内食を注文することができます。小麦、蕎麦、卵、乳製品、ピーナッツなど、どこまで細かい対応ができるかは航空会社によりますので、早めに確認しましょう。これらの特別食については、事前予約が原則です。出発当日になって申し込んでも受け付けてもらえないので、お早めに。

子どもの機内食はなるべく先にもらおう

航空会社にもよりますが、子連れの場合「お子さんの機内食を先に出しましょうか?」と客室乗務員から間かれます。特にお子さんが1人できれいに食べることができなければ、先に持って来てもらったほうが楽です。早めに食事を終わらせるのがおすすめですよ。膝の上の子供が食事をとるぶんには、それほど難しいことではないのですが、子供を膝の上に乗せたまま、次に運ばれてくる自分の機内食を食べようとするのは、かなり大変です。

なお、皆の食事が終わる頃になると、トイレが混むので、その前にお子さんを連れていってあげてください。

狭いトイレの利用法

オムツが取れてから1年未満は機内ではオムツを使おう

気流が悪い時はトイレに行けませんし、混雑時には長蛇の列ができていることもあり、すぐにトイレに入れません。もし衣類や椅子などを濡らしてしまうと、本人や親だけでなく、他人も臭いで不快になります。夜、おねしょするお子さんも、飛行の時間帯にかかわらず、着用したほうが良いでしょう。いつもと違う雰囲気に子どもは緊張し、トイレが近くなりやすいものです。オムツの種類ですが、立つちできるお子さんでしたら、履かせるタイプが便利です。オムツ替え台のあるトイレは、非常に限られていますので、混むことも予想されます。履かせるタイプを着用していますと、オムツ替え台がなくても、便座のフタの上でオムツを替えることができます。この時、お子さんが滑って、転落しないように、くれぐれも注意して下さい。

オムツ替え台があるトイレは事前に確認

普通タイプのオムツで、オムツ替え台をこ利用される場合は、搭乗時にオムツ替え台のあるトイレの場所を客室乗務員に聞くと良いでしょう。その時、予備用に2ヶ所聞いておきましょう。(小さな機種は、機内にlヶ所しかない場合も。)そして、安定飛行になったら、なるべく食事の後や映画上映の後などの混雑時を避けて、利用しましょう。トイレは狭いので、持ち物は替えのオムツとおしり拭きくらいで、貴重品などが入っているカバン類は同行者に預かってもらいましょう。トイレが混んでくると、気持ちがあせってしまい、カバンなどをトイレに忘れがちです。

トイレ以外の場所でオムツを替える場合は、客室乗務員に相談して

もし、どうしても狭くて使いづらい場合は、客室乗務員に相談しましょう。その他の場所の提供やお手伝いをしてくれるはずです。トイレが狭くて、使いづらいからといって、自分達の席や席の周りでオムツを替えることは、マナー違反です。ママやバパはオムツの臭いに慣れているかもしれませんが、他人にとってみれば、臭いは大きな迷惑となります。

機内での授乳・ミルクについて

母乳の場合

バスタオルや風呂敷を、床屋さんのケープみたいな形にして前が見えないようにして巻き、その中で、授乳するという方法がおすすめです。機内で配られる毛布ですと、化学繊維で、クリーニング時に特殊の洗剤を使っていますので、お子さんのお顔がかぶれる恐れがありますので、おすすめできません。また、時々ですが、映画上映中など、暗くなっているからといって、そのまま出して、母乳を与えている方がいらっしゃいますが、映画上映中でも、トイレなどで席を立つ男性客もいますので、慎んだほうが良いでしよう

ミルクの場合

お湯は機内でもらえます。ただし「お湯を下さい。」と言ってもらうと、ミルクを作ったことのない客室乗務員ですと、そのまま熱いお湯を哺乳瓶の中に入れて持ってきますので、「100ccはお湯で、100ccはミネラルウォーターを入れて下さい。」などと具体的に言った方が良いでしょう。母乳の後やミルクを飲ませた後は、なるべくゲップをさせてあげて下さい。機内の場合、気圧によって、胃の中や腸内にガスが溜まりやすい状態になっています。腹部が苦しいと、子どもも不機嫌になりがちです。

バスタオルや風呂敷を、床屋さんのケープみたいな形にして前が見えないようにして巻き、その中で、授乳するという方法がおすすめです。機内で配られる毛布ですと、化学繊維で、クリーニング時に特殊の洗剤を使っていますので、お子さんのお顔がかぶれる恐れがありますので、おすすめできません。また、時々ですが、映画上映中など、暗くなっているからといって、そのまま出して、母乳を与えている方がいらっしゃいますが、映画上映中でも、トイレなどで席を立つ男性客もいますので、慎んだほうが良いでしよう

いろいろなママの知恵

子連れ機内の知恵その①

空港の本屋さんでシールブックを買って、機内に持参する。普通の本より飽きない。(シールが何度も使えるようなタイプがおすすめ)

子連れ機内の知恵その②

万が一、飛行機が目的地以外の空港に緊急着陸したり、ハイジャックされた時に備えて、カロリーメイトなどの小さくてもカロリーのある非常食を携帯する。

子連れ機内の知恵その③

飛行機に乗ったら、オムツ替えのシートのあるトイレを最初に客室乗務員に聞いておく。(後になると、うっかり聞くことを忘れることが多い)

子連れ機内の知恵その④

機内において、母乳で授乳したい時は、チェックインの段階で、「母乳を与えるので、隣や前後は誰もいないか、女性限定の席にアサインしてほしい。」と、地上の係員に伝えると良い。(ただし混雑・満席時には、要望に添えられないことが多い)

搭乗時と機内でのアドバイス

飛行機に搭乗したら、すぐに手荷物を上の棚に入れたいですが、人が次々と搭乗してきますので、まずは子どもを席に座らせ自分も座席に入り、人の流れを邪魔しないのがマナーです。その間に機内で過こすために必要なもの(冷房対策の上着、入国審査書類を書くための筆記用具とパスポート、子ども用の飲み物・離乳食やアメ,絵本など、女性は化粧品や生理用品を必要に応じて)を取り出しておきましょう。上の棚に入れてしまいますと、後から取り出すのが面倒ですし、場合によっては周囲のお客さんの迷惑にもなってしまいます。人の流れが落ち着いたら、手荷物を上の荷物棚か座席下に入れましよう。荷物が重い場合、座席下が安全です。

01

機内に搭乗したら

座席に毛布があるか確認。ない場合は客室乗務員が配るので、必ず1枚はもらっておきましょう。ただしLCC(格安航空)は有料のところが多いです。お子さんが小さい場合、もう1枚余分にもらっておいたほうが良いでしょう。

02

機内アナウンス

水平飛行になったら、機内アナウンスで現地の時間を報告してくれる航空会社も。アナウンスで現地時刻の報告がない場合は、客室乗務員に聞いて、身体と心を現地時間に慣らすため、腕時計を現地時刻に合わせましょう。時間が分かるお子さんには、時差の説明をして現地時刻をイメージさせると、現地に着いてから身体が慣れるのに比較的スムーズです。

03

シートベルト着用解除サイン

水平飛行になり安定したら、ベルト着用サインが消えますが、トイレ等で立っとき以外、着席している間は乱気流などの不測な揺れに備えて、常にベルトをしておきましょう。子どもが横になって寝てしまった時も必ずベルトをして下さい。

04

機内食後

機内食後のトイレは歯磨き等もする人がいるため、大変混み合います。特に子どもは我慢できないこともありますので、なるべく早めに行きましょう。

05

入国書類の記入

機内食の後、眠くなりがちですが、現地の入国・税関書類等が配られることがあります。(旅行代理店等から)事前にもらっていない人は、機内でもらい記入しましょう。書き方が分からない場合は、客室乗務員が教えてくれます。尚、もし寝てしまって、もらいそびれたとしても、大丈夫!現地の空港(入国審査前)に書類があります。

06

着陸前に

航空会社にもよりますが、たいてい着陸予定時刻の20~30分前にシートベルト着用サインが点灯します。点灯してからは絶対に席を立つことができませんので、その前にトイレを済ませておきましょう。特に子連れは要注意です。

SOS!子どもがうるさくて機内でトラブルになった時

機内で子どもがうるさくて、お客さん同士がトラブルになるケースが多々あります。自分たち親にとってみれば、とてもかわいい我が子も、他人にとってみれば、特に夜便の機内ですと、『睡眠を妨げるわずらわしい存在』になりかねません。他人の目は、結構厳しいものだということを、親は自覚しなければなりません。「せっかくの海外旅行なので、リラックスしたい。」と思うかもしれませんが、それは皆、同じ気持ちなのです。ですから、『他人に迷惑をかけないように我が子のしつけをきちんとする。』ことが海外旅行に行く親としての最低限のマナーです。『しつけをきちんとする。』と言っても、大声で叱ってばかりいてはいけません。よく機内で、子どもの声は聞こえないのに、親の怒声ばかりが聞こえてくることがあります。親は一生懸命かもしれませんが、周りの人は不快な気分になります。それよりも「周りの人は、皆、疲れていて眠いから、静かにしようね。」と語りかけてあげましょう。

機内でぐずらない事前対策

01

気圧の変化

気圧の変化で耳が痛くなって泣いている場合、水分与えるか、飴を舐めさせる方法が効きます。

02

寝ぐずり

それでも泣き止まない場合は、寝ぐずりです。初めての環境のため興奮しているので、抱っこなどをして、落ち着かせてから寝かしつけましょう。また、親が緊張していると子どもにも伝わりやすいので、リラックスした気分で接すると良いでしょう。

03

おやつ

食べることが好きなお子さんは、食べ物やお菓子を与えることにより機嫌が良くなりますので、子どもの好きなおやつを持参しましょう。

04

新しいおもちゃ

新しいおもちゃ作戦もあります。子どもの興味のある新しいおもちゃを事前に購入し(購入した段階では本人に見せない。)機内でぐずった際に与えるという方法です。足元に落としても見つけやすいものを選びましょう。

05

お散歩

以上のことでも泣き止まなかったら(水平飛行中でしたら、)少し散歩をして親子ともに気分転換をしましょう。同じ年頃のお子さん持ちのお母さんと出会って、お友達になるというのも旅行ならではの楽しみです。