子連れ旅行の帰国に向けて!準備から帰国後まで徹底解説

子連れ旅行の帰国に向けて!準備から帰国後まで徹底解説

帰国までにやっておくこと

楽しかった海外旅行もあっという間に帰国日が近づきます。出発当日になって、慌てることのないように、以下の手順で、出発前日までに確認をしましょう。

帰国便の時刻の確認と必要に応じてモーニングコールの手配

稀に旅行会社や航空会社側のミスによって、当初案内されていた時刻と航空券に記載されている時刻が異なっている場合があります。このような場合でも、前日までに発見すれば、電話で旅行会社・航空会社側に確認しておくことができます。また、最近は少なくなりましたが、航空会社によっては、リコンファーム(予約の再確認の電話を入れること。)の必要なところがありますので、手配旅行の場合は航空券を購入の際にリコンファームの有無を確認し、必要な場合は必ず72時間前までに航空会社に電話を入れましょう。

個人旅行の場合、空港までの交通機関を調べておこう。

特に帰国便が夜間発や早朝発の場合、バスなどの公共の交通機関は運行されていませんので、前日までにホテルのフロントに伝えて、タクシーを予約しておくのが無難です。

帰国当日に必要なお金の確認

帰国当日に必要なお金は、ホテルの清算代、空港までの交通費(タクシーの場合、チップも必要)、出国税、空港での飲食代・買い物代です。特に航空券に出国税が含まれていない場合は、当日空港にて支払いとなりますので、その分のお金を(現地通貨で)取つておきましょう。国により、税額が異なりますが、国によっては日本円で約5000円もかかるところがあります。ツアーの場合は、出国税が日本にて徴収されている場合が多いですが、いずれにせよ、日本にてツアー申し込み又は航空券購入の際に、出国税が含まれているか否かを必ず確認しましょう。

スーツケースに入らない荷物はどうする?

別送という方法も念頭に

海外旅行となると、おみやげ等の買い物で、どうしても荷物が増えがち。懸命にスーツケースに詰め込んだり、個数を増やしたりして、空港に行ったら、預かり荷物の制限範囲(路線により規定が異なりますので、荷物が多めになりそうな方は、予め航空会社に制限範囲を問い合わせておくと良いでしょう。)を大幅にオーバーしていて、重量超過分を支払うことになったということのないように気をつけたいものです。

超過料金は意外に高い

路線により異なります。例えばANAホノルル線ですと荷物1個の超過で15000円(又は150US$)の支払いとなります。これらは別送品として現地から送ったほうが、お得です。送付方法は、コンシェルジュかベルボーイデスクで聞くと良いでしょう。送付伝票の書き方は日本とさほど変わりませんが、中身の品物名と金額を書く欄があります。金額に応じて関税、消費税等がかかることがありますので、正確に記入しましょう。

別送品の手続き

日本入国の際、別送品がある人は、送ったものが免税範囲内でも、(免税範囲を超えた人と同様に)税関申告書の提出が義務付けられています。別送品がある人は、2枚必要で、申告書は機内で客室乗務員より配られます。必要事項を記載した申告書を入国時に税関に提出しスタンプをもらい、返してもらった1枚を郵便局又は宅配会社(空港に宅配会社のカウンターや郵便局がある場合は、到着日に提出)に提出して、手続きが完了します。

スムーズにホテルチェックアウト

事前にチェックアウトの予定時刻をホテルに通知

時間帯によって混み合うホテルのチェックアウトですが、特に子連れの場合は、お子さんが飽きないように、なるべくスムーズに済ませたいものです。コツとしては、前日か当日の少なくとも1時間前までにフロント側にチェックアウトの予定時刻を伝えておきます。そうすれば、フロント側で支払い請求書を事前に作成してくれますので、たとえチェックアウトの際に並んだとしても、自分達の番がくれば、スムーズに支払いを済ませることができます。支払い請求書がコンピューターから出る時間は、ほんの数分に過ぎませんが、出発間近となり、特にツアー客で空港行きのバスが迎えに来るとなりますと、他のお客さんを待たせるわけにはいきませんので、たった1分でも貴重になります。また1分短縮することでお子さんが飽きずに済むということもあります。それでもチェックアウトの際、かなり並んでいたら、子どもは1人(パパかママどちらか、又は同行者)がロビー等で面倒をみて、1人がチェックアウトを済ませるという方法がおすすめです。またグアム便やサイパン便のように飛行機が早朝発の場合は、夜中チェックアウトになりますので、子どもが眠くてぐずることもある程度、覚悟しなければなりません。

ホテルからの請求書の内容はその場でチェック

さてチェックアウトの精算の際には、必ず請求書に目を通して下さい。自分達が宿泊した以前に同じ部屋に宿泊していたお客さんの電話代金が加算されていたり、ルームサービスの料金が加算されていることが、稀ですが、あります。日本に戻ってから気づいたのでは、連絡・手続き等がとても大変になりますので、精算時に必ず確認しましょう。チェックアウト後、帰国便の出発時刻まで余裕のある方は、スーツケースなど(貴重品は必ず持参するか、フロントの貴重品ボックスに預けましょう。)の荷物をクロークに預けることができます。荷物が減って身軽になり、残った時間を思う存分楽しむのも良いですが、(疲れている)お子さんの体調を第一に考えて行動し、くれぐれも帰国便に乗り遅れることのないように、注意して下さい。

空港と帰りの機内での過ごし方

早めの出発を心がけて

空港へは遅くとも2時間前に着くように、余裕を持って出発しましょう。ツアー客の場合は、バスが迎えに来るので、乗り遅れなければ、まず問題ありませんが、個人旅行の場合は、空港までの所要時間と自分達が空港に向かう時間帯が通勤ラッシュに重なるか否かをホテルのフロントに聞いて調べておくことが大切です。例えばバンコクでは通常市内から空港までは車で約30分~1時間の距離が、通勤ラッシュに巻き込まれて5時間もかかるといったことがあります。少しオーバーな例ですが、混み合う都市ほど、余裕を持って空港に向かってください。

空港での過ごし方その①まずはチェックイン

空港に着いたら、①チェックイン⇒②手荷物検査⇒③出国審査の順に済ませます。その後は日本の空港と同様、搭乗券に書かれている出発ゲート、搭乗時間が変更されていないかスクリーン(画面)で確認しましょう。確認後、なるべく出発ゲート前かその近くまで行っておきましょう。特に大きな国際空港では、移動に時間のかかるところがありますので注意が必要です。

空港での過ごし方その②軽食をとっておく

時間があれば、免税店でショッピングも良いですが、お子さんの為に軽食を取っておくことをおすすめします。ホテルを出発してから、かなり時間が経っていますし、機内食が出るのも離陸後約1時間後となります。また、経験上帰国便では、子どもは疲れているため、離陸前後に寝つき、機内食を食べずに、ずっと寝ている場合が多いです。そのためにもある程度の軽食を取っておいた方が良いでしょう。軽食は、フライドポテトなどの油物は避けて、消化の良いものを選びましょう。グアムなどのようにうどん屋さんがあれば一番良いのですが、ハワイのホノルル空港の場合は、ホットドック屋さんが点在していて、結構これが素朴な味でおすすめです。

飛行機の中では休息を

帰国便は、体を休めることが大切です。お子さんはもちろん、パパやママも疲れは相当たまっているはずです。シートをやや倒して、目をつぶるだけでも違いますので、お子さんが騒がない限り、パパ・ママもリラックスして過ごしましょう。